愛媛県東温市の理想的な小さな平屋、いよいよS邸の建前です。
棟梁は藤井建設の大工・藤井君。
「手刻み」を選んでいる大工さんの一人で、技術もセンスもぴか一。まだ30代半ばという若さ!
美しい木組みのフレーム。
中央に渡る丸太の梁は地松です。通常の軸組みより複雑なのが分かりますか?
梁の位置が同じ高さではなく、梁をかけ渡して組んでいくこの組み方は渡りあご構法といいます。
金物を使わない手刻みの木組みでは込栓を使います。
手刻みの接合部(仕口)は、プレカットよりも複雑です。
大工さんたちはいつもの手刻みチーム。そんな大工さんたちを見ているだけで幸せな私です。
誰も大声で指示を出したりしていません。みんなそれぞれ慣れた動きでいい雰囲気の中作業が進んでいきます。
休憩中の大工さんたち。超貴重な若い手刻み大工さんたちが愛媛にはまだいるんです。
休憩中、大工さんたちに交じってソフトクリームに並ぶ紅一点(実際は緑)の私^^;
午後からの建前後半戦。杉の化粧野地板を張っていきます。
軒天は化粧でこの板を見せるため、登り梁も見えてきれいです。
天井はダイナミックな木組みの梁とこの野地板を見せます。贅沢な空間になるのが想像できますね!
仕上げで見えなくなる部分と、見える部分で使う材料を分けています。屋根断熱で野地板の上に断熱材を入れます。
本日の建前が終わって大工さんたちも下に降りて一息。雑談をしながら組み上がった空間の余韻に浸ります。こんな大工さんたちと仕事ができることが本当に幸せです。
大工さんみんなカッコよかったー!
お疲れさまでした! 祝・S邸建前!
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